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さぷりぶ店です! 「マンションの買い替え」を3つのケースでお送りするウェブ連載ストーリー

イエステーション さぷりぶ店です! 〈前回までのあらすじ〉
札幌の分譲マンションの街「さぷりぶタウン」。この街を専門に担当する不動産仲介の店「イエステーションさぷりぶ店」にはさまざまな相談や依頼が寄せられていた。母親との同居に伴って買い替えを検討していたB川に対して、賢一は敢えて買い替えの中止を提案した。それは広いマンションに移ることによって、B川家の家族の気持ちがバラバラになることを危惧した上でのものだった。買い替えをせずに現在のマンションをリフォームすることになったB川に賢一が打ち出す“とっておきの資金計画”とは…?
登場人物紹介

《第8話》「リフォームすれば家計も安泰?」の巻

2件目〈B川宅〉

賢一
   
  B川さん、今回のリフォームについてはリフォームローンは使いません。  
   
裕也
でも店長、僕はB川さんが自己資金を出すのはきびしいと言うので買い替えローンを使っての買い替えを勧めていたんですよ。この家をリフォームすることになったのなら、その資金は別に用意しなくちゃいけないんじゃないですか?
B川
いやー実際の話、今手持ちの現金はあまりないんですよ。
賢一
確かに、ローンを完済するのにも、リフォームをするのにも結局のところ自己資金は必要になりますよね。ただ買い替えの場合には、ローンの残りの分を次の購入価格に上乗せすることができる…。
裕也
そうですよ。上乗せができないんだったら、買い替え以外の方法も考えなきゃならないじゃないですか…。
賢一
ちょっと待った。自己資金の有る無しと、買い替えの必要性とは全く別の話だよ。自己資金があまりないというのはあくまでも今現在の状況にすぎないし、買い替えは本来そうする必要があるのかどうかが一番重要なんだよ。
B川
そうですね、さっきの話を聞いたら、今の我が家には買い替えをする必要性はないですもんね。
賢一
今の暮らしをより良くするためのひとつの方法である買い替えが、売却した後のローンの残りを返済するための手段になってしまうというのはどう考えてもおかしいですよね。
裕也
そうか、状況ばかりを考えて、本来の目的とは違う方法を選んでしまうっていうことですね。
賢一
そうだね。B川さんのご家族のことを考えたら、家は買い替えしないでこのままでリフォームの費用が用意できる方法を考えるべきだと思うよ。
裕也
僕はB川さんの状況がA山さんと似ているということだけで、B川さんのご家族のことはあまり考えずに買い替えばかりを勧めていました。B川さん、すみませんでした。
B川
いやいや、杉山さんもうちのためにと考えてくれたんだしね。でもそう考えるとますますリフォームローンしかないような気がするけどなぁ。
裕也
   
  店長、ギブアップです。リフォーム費用を用意する方法を教えてくださいよ。  
   
賢一
B川さん、この家をリフォームして家族4人で暮らせたら本当にいいですよね。お母様にも、お嬢さんにも、そして奥さんにとっても…。でももうひとつ解決しなくてはいけないことがありますね。
B川
もうひとつ?まだ問題があったかな?
賢一
家計の問題ですよ。今の状態では収入と支出のバランスが取れていませんよね。
B川
そうでしたね。
賢一
これからお嬢さんにはもっと教育費がかかりますよね。だからといってお母様の年金はあてにしたくはないですよね。ただこのままでは貯蓄ができずにその日暮らしになってしまいますよ。
B川
確かに、今回の件も貯蓄があればずいぶんと状況は違っていたはずだしね。
   
  奥さんのリフォーム相談が仕事になればいいんですけどねぇ。  
   
裕也
賢一
   
  ですからB川さん、これからお話することはぜひとも実行していただきたいんです。まず、今の住宅ローンを借換えしましょう。