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さぷりぶ店です! 「マンションの買い替え」を3つのケースでお送りするウェブ連載ストーリー

イエステーション さぷりぶ店です! 〈前回までのあらすじ〉
札幌の分譲マンションの街「さぷりぶタウン」。この街を専門に担当する不動産仲介の店「イエステーションさぷりぶ店」にはさまざまな相談や依頼が寄せられていた。約600万円のローンが残ってしまうA山に対して、以前のローンの残高と新居の金額とを一度に借りられる「買い替えローン」を紹介した賢一は、さらに「3年毎の繰上返済」を活用した返済計画を提案する。それまで家の支払いに無頓着だったA山だが、賢一の綿密な提案によって買い替えへの決意を固め、実行へと踏み出した。
登場人物紹介

《第6話》「言われていないことは余計なこと?」の巻

10月のある日の朝、

   
  へぇー、それじゃA山さん、同じマンションの中で買い替えすることになったんだ。  
   
かなえ
裕也
   
  そうなんだよ。それにしてもあのA山さんが、あんなに変わるなんてなぁ…。  
   
かなえ
店長の提案だもの。A山さんにとってはカルチャーショックだったんじゃない。
賢蔵
問題はA山氏がそれをしっかり続けていけるかどうかだな。
裕也
で、出たな、おやじ!
賢蔵
人を妖怪みたいに言うな。営業は外で稼いで来るもんだ。とっとと行って来い。なぁ、かなえちゃーん。
裕也
分かりましたよ。言われなくてもこれからB川さんのところに行くとこですよーだ。
かなえ
“店長と一緒”にネ。

2件目〈B川宅〉

賢一
そうですか、ご主人のお母様がお一人で暮らしていて、何かと心配なので一緒に暮らしたいと…。
B川
ええ、母ももう76才ですし、最近は身体もいうことをきかなくなってきたようで、結構呼び出されることも多くなってきたんですよ。
賢一
それで今の3LDKでは狭いので、もう少し広いマンションに買い替えができないかということですね。
B川
そうなんです。うちは子供が一人ですから今のままならこのマンションで充分なんですが、ここに母が来るとなると荷物がどっと増えちゃいますので…。
賢一
B川さん、こちらのローンの関係については杉山の方からある程度は聞いているんですが…、一応家の支払いに関する書類を見せていただけますか?
B川
ああそうですね。ちょっと待っててくださいよ。
裕也
店長、B川さんのところは間取りもローンの内容もA山さんと同じですから、この前の買い替えプランがそのまま当てはまるんじゃないですか?
賢一
うーん、確かに同じ方法も取れるとは思うけど…。でもB川さんにはそれではいけないと思うんだ。
裕也
どうしてですか?B川さんも今の支払いはそれほど負担ではないみたいだし…。
賢一
でもB川さんとA山さんとでは、年齢も家族構成も全然違うからねぇ…。
〈B川宅〉と〈A山宅〉の家族構成と年齢
B川
お待たせしました。これがこの家の関係書類一式です。どうぞ見てください。
賢一
ありがとうございます。拝見します。
B川
杉山さん、この家もう少し高く売れないかなぁ?なんせローンがまだ2,210万円もあるからねぇ。
裕也
   
  それはよく分かるんですが…、やっぱり今の買手はいろいろと比較しますから…。