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さぷりぶ店です! 「マンションの買い替え」を3つのケースでお送りするウェブ連載ストーリー

イエステーション さぷりぶ店です! 〈前回までのあらすじ〉
札幌の分譲マンションの街「さぷりぶタウン」。この街を専門に担当する不動産仲介の店「イエステーションさぷりぶ店」にはさまざまな相談や依頼が寄せられていた。広いマンションへの買い替えを希望するA山に対して、新居の代金と売却で生じるローンの持ち出し分とを併せて借りられる「買い替えローン」を提案した賢一は、金利1.0%の3年固定特約ローンの利用を勧める。3年後に金利が上昇するというリスクのあるローンを敢えて選択する賢一がA山に伝える秘策、“あれ”の内容が今明かされる。
登場人物紹介

《第5話》「金利は上がっても支払いは下がる?」の巻

1件目〈A山宅〉

賢一
A山さん、先程のローンの金利の話なんですが…。
A山
うん、3年固定型のローンを使うっていう話だよね。
賢一
ええ、確かに今各銀行が盛んにPRしている3年固定型ローンは、1.0%の超低金利が使えるという反面、3年後には金利が見直しされて返済額が上がってしまうというリスクがあるんです。
A山
それじゃあ今払っているローンみたいに3年後にはまた支払額が1.4倍になったりするんじゃないの。
  賢一
   
  その可能性はないとは言えません。  
   
A山
えーっ、それなら1.0%じゃなくてもいいから、後々支払額が変わらないローンの方がいいよ。
賢一
もちろん住宅金融公庫のように、全期間固定金利の方が安心ですよ。ただ今回は買い替えローンになるのでどうしても短期間固定型のものが中心になってしまうんですよ。
A山
へぇーそうなんだ。でもやっぱり引っかかるなぁ…。
賢一
A山さん、融資の金利は今が一番低いんです。ですからこれからは上がる一方だと思います。そのことを踏まえて、今後金利が上がっても支払額は上がらないようにしっかりと手を打っておきましょう。
A山
えっ、金利が上がっても支払額を上げないようにする方法なんてあるんですか?そんな夢みたいな話、信じられないなぁ…。
賢一
A山さん、それが“あれ”なんですよ。よく聞いてくださいね。まずは先程お見せしたこの表の中の1ケ月あたりの住宅費(ローン返済額・管理費・修繕積立金・駐車料金・固定資産税・住宅ローン控除額を全て含めたもの)ですが、今現在は150、941円ですよね。そして買い替え後の住宅費が127、840円ということで、1ケ月あたり23、101円浮くことになりますよね。
A山
そうそう、借入金が増えてその上返済年数は10年短くなったのに支払額がそんなに安いなんて、やっぱり金利3.6%と1.0%は全然違うんだねぇ。
賢一
そうですね。それとA山さん、今のローンは今年で10年目ですから、もう少しでまた支払額がちょっと上がるんですよ。
A山
えっ、また上がるの?もう勘弁してよ。
賢一
ゆとり返済は6年目に一度大きく支払額が上がりましたけど、このローンの金利は元々2段階になっているんです。当初10年は3.6%、そして11年目からは3.75%ですから、ちょうど今年から3.75%の支払額に切り替わるんです。但し0.15%のアップですから1ケ月あたり1、835円ですけどね。
現在の〈A山宅〉の返済額と金利の推移
A山
ふーん。でもそれなら買い替えで浮く金額は本当は25、000円位になるっていうことだよね。
賢一
そういうことですね。ところでA山さん、月々25、000円ずつ浮くということは3年間で90万円の貯金ができるということですよね。
A山
まあそういう計算になるよね。
賢一
   
  A山さん、金利が上がっても支払額を上げないようにするためには、“ローンを払いながら貯蓄をすること”が必須条件になるんです。  
   
A山
えっ、ローンを払いながら貯蓄もするって?いったいどういうことなんですか?