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さぷりぶ店です! 「マンションの買い替え」を3つのケースでお送りするウェブ連載ストーリー

イエステーション さぷりぶ店です! 〈前回までのあらすじ〉
札幌の分譲マンションの街「さぷりぶタウン」。この街を専門に担当する不動産仲介の店「イエステーションさぷりぶ店」にはさまざまな相談や依頼が寄せられていた。ある日賢一は、家族が増えたために広いマンションへの買い替えを希望するA山宅を訪問する。A山宅は現在のローンの残高が査定金額を大きく上回っており、買い替えをするためには600万円以上の持ち出しが必要。資金の工面がむずかしいA山に対して賢一が提案したのは「買い替えローン」。いよいよA山宅の買い替え計画が実行に移される。
登場人物紹介

《第4話》「売って買ったら損はなし?」の巻

1件目〈A山宅〉

   
  A山さん、買い替えローンは購入する物件が重要なポイントになるんです。  
   
A山
どうせ買うんならタワーマンションがいいんだけどなぁ…。
賢一
えっ、タワーマンションですか?あそこの4LDKは最低でも4000万円以上はしますよ。
A山
へぇ?、それじゃあ3LDKでもいいかなぁ。
賢一
ちょっ、ちょっと待ってくださいよA山さん。そもそも今回の買い替えの目的は何でしたっけ?
A山
えっ、それは…。もっといいマンションに移ることじゃぁ…。
裕也
A山さん、お子さんのためにもっと広いマンションに移りたいんじゃなかったんですか?
A山
あっそうそう、それが目的だったよね。
賢一
一番大事な目的を忘れないでくださいよ。
裕也
A山さん、実は今回こちらの他にも2件のお宅を査定したんですけど、やっぱり2件とも買い替えを考えていましたよ。
賢一
A山さん、買い替えをするということはそれなりに負担が発生するんです。ご自宅の売却にかかる負担、新居の購入にかかる負担…。皆さんそれを承知の上でなお買い替えに踏み切るというのは、ご家族の暮らしと住まいのギャップが大きくなってしまって、どうしても住まいを買い替える必要があるからなんです。
A山
そうだよねぇ。家は買ったときのままだけど住んでいる人間の方はどんどん変わっていくからねぇ…。
裕也
A山さんのお子さんたちはいくつでしたっけ?
A山
上の娘が12才で2番目が8才、一番下の子はまだ2才だよ。
賢一
それじゃあ、これからが一番お金がかかる時じゃないですか。A山さん、次のお住まいは中古の4LDKにしましょう。
〈A山宅〉の10年間での家族の変化
裕也
タワーマンションだったら今度は支払いが2倍になっちゃいますよね。
賢一
確かにどうせ買い替えるのならもっといいマンションにというお気持ちは解りますが、今回の買い替えローンでは新居の価格に前のローンの残りの分を上乗せするわけですから、決して好ましいローンの組み方とは言えません。ですから、新居の条件は必要最低限に、つまり一番の買い替え目的だけを満たすものにするべきだと思います。A山さん、お子さん一人ひとりにお部屋を持たせてあげられる4LDKの広さがあれば、まずはそれで問題はないんじゃないでしょうか?
A山
うーん、まぁそれが今一番の問題だからねぇ。でもあんまり古いのはイヤだよ。
賢一
もちろんです。今と同じ築10年くらいのものでしたら、ちょうどいい物件がありますよ。杉山君、F地区の地域ファイル(※1)は持ってきているかい?

※1<地域ファイル>…イエステーションの地域担当者が持っている担当地域内の不動産情報ファイルのこと。

裕也
えっ、いえ、車の中に置いています。今日は使わないと思って…。
賢一
   
  杉山君、先月君が預かった東側の棟のあの物件を…。  
   
   
  あっそうですね。あそこならA山さんの希望にピッタリかもしれないですよね。車からファイル取ってきます。  
   
裕也