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さぷりぶ不動産 なるほどコラム 「住まいは人が主役」の話 「住」という字は「人」が「主」と書きます。「住まい」よりも「人」が主役の暮らしのために...。

《第4話》「万一の時の返済改善法」

こんなはずじゃなかったのに・・・。 住宅ローンがいつのまにか重荷になってしまっているといった話を最近よく耳にします。住まいや住宅ローンの形式は変わらないのに、住む人の暮らしはどんどん変化していきます。 購入した当時に組んだ住宅ローンを現在の暮らしの中で返済していくのですから、ズレが生じてしまうのも当然と言えば当然なのですが・・・。今回は、「万一の時の返済改善法」について話をしましょう。
「マイホーム」の現状
「マイホーム」の現状

イラストバブル期以降、不動産の価格と住宅ローンの利率が下がり始めて、それ以前と比べての割安感(あの「史上最低金利!」の名文句が思い出されます)が手伝って、マンションを購入された方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか? 時は流れて、現在はというと・・・、「残業手当が付かなくなった」「会社の都合で転職をして収入が減った」「家族が増えて予想以上に出費がかさんだ」等々。初めの頃は余裕があった住宅ローンの返済も、収入のダウンや出費の増加等で負担感が増し、売却しようにもローンの残高が多すぎて持ち出しは無理という状態で、差し迫った状況に置かれている方も少なくないはずです。 本来は、暮らしていく上での「張り合い」や「安心」であるべき「マイホーム」が、暮らしを圧迫する「負担」や「不安」に変わってしまっていることはとても残念なことです。

知ってほしい「返済状況の改善方法」
知ってほしい「返済状況の改善方法」

こんな時代に「自分の資産」や「自分自身の生活」を守っていくためには、当然それなりの手段を講じていかなくてはいけません。そのためにぜひ知っておいてほしい「返済状況の改善方法」を、実行する側の負担の少ない順に並べてみます。 まずは自分自身でできることから。

@とりあえずのその場しのぎ
返済条件の変更でボーナス払いをなくす(月々の返済額は増えるがボーナスで半年毎に調整ができる)

A積極的に返済額を減らす
返済額軽減型の繰り上げ返済を行う(通常は100万円単位の現金が必要)

B金融機関に救済を求める A
一定期間返済を休止する(公庫の場合は3年間まで可能。利息分の支払いは続く)

C金融機関に救済を求める B
返済期間を延長する(延長期間分の利息や諸費用の分総支払額は増える)

D現在のローンを切り替える
他の低利率のローンに借り換える(銀行の融資枠とローンの残高との合致が条件)。
ここからは不動産業者の協力が必要になります。

E居住をあきらめる
賃貸住宅に引越して自宅を賃貸する(1ヶ月あたりの返済額と賃貸料金とのバランスが重要)

F積極的に買い替える
買い替えローンで次の住まいと残債分とを一緒に借りる(借入額が大きくなるので審査は厳しい)

G自主的に売却する
金融機関に相談しながら売却する(専門の不動産業者を介して金融機関の承諾を得る)

H身内に救済を求める
身内に金融機関の最低承諾価格で買ってもらう(資金力のある確実な購入者が必要)

そして何もせずになすがままであれば競売へ
   ・強制的に売却されて退去させられる
   ・残債務が残る
   ・個人の信用情報にローン事故の履歴が残る

現在の状態によって取るべき方法は様々ですが、何よりもまず実行ありきです。
自分を守れるのは自分だけなのですから。

次回は…

「住まいの上手な売り方(前編)」についてです。